最初のリリースから何年も経っているが、曲には絶賛が寄せられ続けており、『ザ・ニューヨーカー』誌では、「ホリデーソングの名曲集に加える価値のある数少ない現代曲のひとつ」(英: "one of the few worthy modern additions to the holiday canon")と評された[7](→#曲の批評)。曲はクリスマスの定番曲と考えられており[8]、毎年のクリスマスシーズンに人気が再燃する。商業的にも成功し、アメリカ、イギリス、チェコ、ハンガリー、オランダ、ノルウェー、スロヴェニア、スペインでチャート1位、オーストラリア、日本でチャート2位に入ったほか、多くの国でトップ10入りを果たした[9]。日本では、1994年秋放送の『29歳のクリスマス』主題歌に起用され、キャリーの人気を押し上げる一因となった[10][11]。シングルの売り上げは世界歴代11位の1,600万枚以上にのぼり、キャリー最大のヒット作である[12]。2017年段階で、この曲は6,000万ドルもの印税を稼ぎ出しているとの報道もある[13](→#チャート順位の変動)。
2019年12月16日、リリースから25年後についにBillboard Hot 100で1位となった[5]。2020年12月15日(2020年12月19日付)のBillboard Hot 100でも1位に復帰し、50週ぶりの返り咲きとなった。全英シングルチャートでも1位を獲得し、全米、全英で1位を獲得した唯一のクリスマスソングとなった[16]。
アファナシェフは、ホリデー・アルバムに関する最初の会議での心証として、「あの時は、クリスマス・アルバムを出しているアーティストはそう多くなかった。あの時はその術も全く知られていなかったし、新しい人気のクリスマスソングなんて作った人は誰もいなかった。そういう訳で、自分たちは毎日の出来事みたいに、『やあ、知ってるだろ、クリスマスアルバムを出すんだ。大したことじゃないさ』というような感じに〔アルバムを〕発売した」と回想している[注釈 2]。結局、モトラの粘り強さと、アファナシェフが言うキャリーの「リスク取りたがり」(英: "risk-taker")なイニシアチブが勝って、この曲と収録アルバムの『メリー・クリスマス』は1994年半ばに完成した。アルバム用の録音は6月に始まったが、キャリーとアファナシェフがこの曲を書き上げて録音したのは8月遅くのことだった[6][3]。2人はコードや曲構成、メロディをわずか15分で書き上げたと言われており[6][3]、アファナシェフも大枠をすらすらと書き上げたことを認めている[19]。アファナシェフは更に、「あれは確かに白鳥の湖じゃない。でも、とても単純で楽しいからこそ、あれだけ人気なんだ」(英: "It's definitely not 'Swan Lake,' But that's why it's so popular ― because it's so simple and palatable!")と述べている[3]。自身を陽気な人物と評し、日頃からクリスマス関連のものが大好きだと明らかにしていたキャリーは、レコーディングに合わせて、モトラとニューヨーク北部でシェアしていた家(個人の録音スタジオもあった)を、クリスマスの飾りや、ホリデー風の装身具で飾り付け始めた[20]。
「私はとても陽気な人物で、ホリデーが大好き。小さな女の子の頃からクリスマス・ソングを歌ってきた。昔はクリスマス・キャロルにも行った。アルバムを出すには、定番のクリスマス聖歌と楽しい歌のいいバランスを取る必要があった。自分にとって、少なくとも2、3曲新しい曲を書くことは間違いなく重要事項だったけれど、新しい曲がどれだけ良くても、多くの人はクリスマスの時期に定番曲を聴きたいものでしょう」
"I'm a very festive person and I love the holidays. I've sung Christmas songs since I was a little girl. I used to go Christmas caroling. When it came to the album, we had to have a nice balance between standard Christian hymns and fun songs. It was definitely a priority for me to write at least a few new songs, but for the most part people really want to hear the standards at Christmas time, no matter how good a new song is."[22]
この曲はアップテンポで、ポップス、ソウル、コンテンポラリー・R&B、ゴスペル、ダンス・ポップ、リズミック・アダルト・コンテンポラリー(英語版)の影響を受けた構成になっている[24][25][26]。8月初めまでにキャリーとアファナシェフは、「悲しくバラード風の」(英: "sad and balld-y")『ミス・ユー・モスト(アット・クリスマス・タイム)』"Miss You Most (At Christmas Time)" と、「ゴスペル調で宗教的な」(英: "Gospel-tinged and religious")『ジーザス・ボーン・オン・ディス・デイ』"Jesus Born on This Day" の2曲を既に書き上げていた。アルバムに収録される3曲目のオリジナル曲について、ふたりはこれをアルバムの中心に据えることと、「フィル・スペクター、古いロックンロール、60年代風のクリスマス・ソング」の雰囲気が感じられるようにすることを決めた[18][19]。
曲は、「アンティークのオルゴールや風変わりなスノーグローブに似た」("that resembles an antique music box or a whimsical snow globe")、「きらめくような」("sparking") 打楽器から始まり[18][27]、キャリーのアカペラ歌唱が入った後、お祝いの教会のようなベルや、快活なスレイベルの音、また「馬かトナカイをゆったりと走らせるリズムのような、後ろに聞こえるリズミックなビート」[注釈 3]など、この季節を表すパーカッションの音が聞こえる。これらの音作りに対しては、「この音は、どちらの方向に明らかに舵を切りすぎてしまうことなく、宗教的にも非宗教的にも響き、〔この音のおかげで〕曲はアップビートの楽しい雰囲気になる」と評されている[注釈 3]。
1994年のインタビューで、キャリーはこの曲を「楽しく」("fun") 、「とても伝統的で、古風なクリスマスだ。とてもレトロで、60年代風」(英: "It's very traditional, old-fashioned Christmas. It's very retro, kind of '60s.")だと述べている[18]。アファナシェフは曲の音楽要素について分析し、「キーボードによる豪勢な土台は、小規模なウォール・オブ・サウンドを思い出させ、この曲の陽気なリズムの上に乗る一方で、魂の籠もったボーカル・コーラスは、断固とした驚きと、緊張感を作る対旋律、お祝い気分のハーモニーを曲に加える。それでも最も目立っているのは、陽気なピアノ・コードとメロディで、この曲が愉快に弾んでいることだ」と述べている[注釈 4]。
批評では、この曲は1940年代・50年代・60年代の音楽から影響を受けており、キャリーの歌声やシンプルなメロディと共に成功の理由だったと評されている[30][28]。『スレート』誌のラグシーは、コード進行と曲のスタイルを論じながら、この曲を「20世紀後半に書かれたクリスマス・ソングの中で、唯一グレイト・アメリカン・ソングブックに値する曲」(英: "the only Christmas song written in the last half-century worthy of inclusion in the Great American Songbook.")だと絶賛したほか[28]、『A.V. クラブ(英語版)』のアニー・ザレスキは、この曲が不朽の人気を誇る理由を、特定の年代に限定されることのない歌詞の曖昧な表現に見出している[18]。
また、ジュディ・ガーランドやナット・キング・コールの曲を少し思わせる部分があることも指摘されているほか、「ジャクソン5やスティーヴィー・ワンダーのような、60年代や70年代にモータウンが出した戦前のクリスマス定番曲カバー」("'60s and '70s Motown covers of prewar Christmas classics, such as The Jackson 5's [and] Stevie Wonder".) を思わせるともされている。『スレート』誌のラグシーは、この曲が「40年代に書かれてブリル・ビルディングの金庫にしまわれていたような感じ」(["All I Want For Christmas Is You"] "sounds like it could have been written in the '40s and locked in a Brill Building safe.") だと認めている[28]。また『ヴォーグ』誌には、「フランク・シナトラが歌ったような歌詞だ—フランクじゃないかもしれないが、それなら当時の別の歌手だったのだろう。あの曲は不朽で、最高級のものだ」("those lyrics could have been sung by Frank Sinatra―well, maybe not Frank, but another singer back then. I think that's what gives it that timeless, classic quality.") との批評が掲載された[30]。
『恋人たちのクリスマス』には3本のミュージック・ビデオが作られた。最初の1本は、スーパー8mmフィルムを用いたホーム・ムービー(英語版)風で撮影され、1993年のクリスマスシーズンに、キャリー自身の監督・撮影で制作された[35]。このビデオは、キャリーがクリスマスツリーの飾り付けをしているシーンから始まり、雪の山辺ではしゃいでいるシーンに繋がる。外のシーンはニュージャージー州のフェアリー・テイル・フォレスト(英: the Fairy Tale Forest)で撮影され、キャリーが当時結婚していたトミー・モトラ(英語版)がサンタクロース役でカメオ出演している[25]。その後、キャリーが自身のアルバムのカバー写真を撮ろうとしているシーン、また飼い犬のジャックと共に過ごすシーンに移る。最後にはサンタクロースがキャリーと共に、プレゼントの入った袋を持って、手を振るシーンになる[36]。このミュージック・ビデオは2009年にYouTubeのアカウントで公開されたが、2020年11月段階で、再生回数は6億5千万回を突破している[37]。もう1本のミュージック・ビデオはザ・ロネッツに影響を受けたもので、キャリーは1960年代風のスタジオで、ゴーゴーダンサーに囲まれて歌う。1960年代風の設定に合わせ、映像は白黒で、キャリーは白いブーツに長く梳いた髪である。この映像もキャリーが監督したもので、2つの編集版がある[35]。
「ソー・ソー・デフ・リミックス」用にもミュージック・ビデオが作られたが、これにはキャリーやこの曲を演奏するヒップホップミュージシャンは実写で登場しない[38]。代わりにアニメを用い、キャリーが1999年に発表した『ハートブレイカー』のビデオから1シーンが使われている。また、キャリーやジャーメイン・デュプリ、バウ・ワウ、ルイス・ミゲル(キャリーの当時の恋人)、キャリーの飼い犬のジャック、サンタクロースがアニメになって登場している。この映像の監督には、サンタクロースを意味する「クリス・クリングル」(英: Kris Kringle)の名前がクレジットされている[38]。2009年からは、ESPN(『NBA on ESPN(英語版)』)と姉妹局のABC(『NBA on ABC(英語版)』)でクリスマスに放送されるNBAクリスマス・ゲームズ(英語版)用のミュージック・ビデオも作られている[39][40]。ジャスティン・ビーバーとのデュエット版では、ニューヨークの百貨店・メイシーズでミュージック・ビデオを撮影し、ビーバーが友人たちと買い物をする一方で、キャリーがサンタクロースの格好をして歌う姿が収録されている[41]。このミュージックビデオは1億4000万回以上再生されている[27]。
彼女は「ソー・ソー・デフ・リミックス」を、2009年の大晦日に行われたエンジェルス・アドヴォケート・ツアー(英語版)の初日公演で歌った[45]。2010年11月9日には、この曲をクリスマス・スペシャル・ライブで録音し、2010年12月13日にこの時の映像がABCで放送された[46]。またキャリーは、2010年のクリスマスに合わせて『Oh サンタ!』とこの曲を歌い、クリスマスの昼にかけてESPNとABCで放送された。同年12月3日には、この2曲をウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのマジック・キングダムで歌い、録画された映像は『ウォルト・ディズニー・ワールド・クリスマス・デイ・パレード・オン・ABC』 ("Walt Disney World Christmas Day Parade on ABC") の中で放送された[47]。また、キャリーはこの2曲を、この日両曲で放送されるNBAの試合のプロモーションとしてミュージック・ビデオにして歌った[39]。
スコットランドの『ヘラルド』紙では、ショーナ・クレイヴンが、「楽天主義と楽しさの曲で、多分、飽くまで多分、クリスマスの本当の意味を仄めかしているのかもしれない」と述べた[54]。彼女はまた、この曲が大成功を収めた主因について、歌詞中に登場する「あなた」("you") の存在だとし、「もしかしたらこの曲が大ヒットを飛ばしたのは、全ての人に向けた歌だという事実が原因かもしれない」(英: "Perhaps what makes the song such a huge hit is the fact that it's for absolutely everyone.")と述べた。またクレイヴンは、「ビング・クロスビーが墓に入っているのは当然だが、1980年代の子どもたちは、マライア・キャリーの素晴らしい曲『恋人たちのクリスマス』が、この国いちの祝歌になってチャートを躍り上がるところを見ても全く驚かないだろう」(英: "Bing Crosby may well be turning in his grave, but no child of the 1980s will be surprised to see Mariah Carey's sublime All I Want For Christmas Is You bounding up the charts after being named the nation's top festive song.")とまで述べている[54]。
キャリーのアルバム『メリー・クリスマス II ユー』の批評の中で、『シカゴ・サンタイムズ』のトーマス・コナーは、「単純で精巧に作られたチェスナット〔=お約束〕であり、クリスマスの名曲ポップスに最後に加えられた偉大な曲のひとつ」と述べた[55]。2006年には、キャリーの経歴を振り返る記事で、『ザ・ニューヨーカー』誌のサシャ・フリア=ジョーンズ(英語版)が、「魅力的な」("charming") この曲はキャリーにとって最大の成果のひとつで、「ホリデーソングの名曲集に加わる価値がある、現代の数少ない一例」(英: "one of the few worthy modern additions to the holiday canon")だと述べた[7]。また『ザ・ナショナル(英語版)』のダン・ハンコックスは、ジョーンズの記事を引用してこれに賛成し、曲は「完璧だ」("perfection") と述べた[56]。
2009年には、キャリーとロー・サンデー(英: Low Sunday)によるリミックス、"Mariah's New Dance Mix"(マライアのニュー・ダンス・ミックス)が発表された。このミックスでは、1994年のオリジナル版のボーカルに、新しい電子楽器音源を重ねている。このバージョンには肯定的な反応が寄せられた。MTVのカイル・アンダーソンは、「完璧なものを発展させるのは難しい」("it's difficult to improve perfection") としつつも、このリミックスは「〔元の〕曲をディスコのリズムで飾り立て、職場のクリスマスパーティを去年より28パーセントいかしたものにする」[注釈 6]と述べた[52]。『アイドレーター』のベッキー・ベインは曲の楽しくて覚えやすい様子を賞賛した[53]。
2010年にキャリーは、自身13枚目のスタジオ・アルバムで、2枚目のホリデー・アルバムである『メリー・クリスマス II ユー』を制作し、このために『恋人たちのクリスマス』を再録音した。このバージョンは "All I Want for Christmas Is You (Extra Festive)" と銘打たれ、再録音されたボーカルに、柔らかくなったベルの音、力強くなったドラムスが加えられ、ゆっくり歌われる冒頭のヴァースはオーケストラ演奏に置き換えられた[58]。『ラップ=アップ(英語版)』のスティーヴン・J・ホロヴィッツは、新バージョンについて「1994年版とぴったり同じく楽しい」とした[59]。曲そのものには絶賛が寄せられる一方で、原曲と似通いすぎているとの批評もある。『シカゴ・サンタイムズ』のトーマス・コナーは、新しいバージョンは「全く同じ編曲に、2、3人の耳障りなバック・シンガーを足しただけ」(英: "just seems to add a few brassy backup singers to the exact same arrangement.")と評した[55]。『ローリング・ストーン』のキャリン・ガンズもこれに賛成し、新しいバージョンから「どこが『余分にお祭り気分』['extra festive']なのか見つけるのは難しい」とまで書いた[60]。『ザ・ナショナル』のダン・ハンコックスは、このリミックスは不必要だったとした[56]。
アメリカ合衆国でこの『恋人たちのクリスマス』は、1995年1月の第1週に、ビルボードのホット・アダルト・コンテンポラリー(英語版)で最高第6位、ホット100エアプレイ(英語版)で最高第12位を獲得した[63]。また、1995年12月と1996年12月にも両チャートにランクインしている[63]。この曲は当初、ラジオ向けのシングルとしてリリースされCDシングルでは発売されなかったため、Billboard Hot 100にランクインする資格がなかった[64]。このルールは1998年に改正され、Billboard Hot 100へのランクインが認められるようになった(この段階での最高順位は2000年1月に記録した83位[65])[66]。2005年12月には、ビルボードのホット・デジタル・ソングス(英語版)で1位を獲得したが、再発盤のシングルと考えられ、チャートへの再エントリーが適わなかったため、Billboard Hot 100で最高順位を更新することは出来なかった[67]。
2005年から2008年まで、この曲は12月になる度にビルボードのホット100リカレンツ・チャート (Hot 100 Re-currents chart) で1位を獲っていた[68]。また2005年には、ビルボードのホット・デジタル・ソングスチャートでも1位を記録したほか[69]、もしHot 100へのチャートイン資格があれば年間チャート6位につけるほどのヒットとなった。2012年には再発盤の扱いが見直され、トップ50以内相当のポイントを稼いだ作品はBillboard Hot 100にチャートインできるようになったため、この曲はまず29位にランクインし、2013年1月5日週の終わりには最高21位を獲得した。2015年12月には、Billboard Hot 100で11位を獲得し、最初のリリース以来最高順位を獲得した[70][71]。2017年12月16日段階では、ビルボードのホリデー100チャートで累積27週トップを誇っている[64]。このチャートは2011年に立ち上げられたが、ホリデー100で2週以上1位を獲得している曲は他に無い[64]。Hot100では2017年に9位ランクインで初のトップ10入りし、翌2018年には7位[72][73]、2019年1月には3位[74]と最高順位を毎年更新、ついに12月16日にはリリースから25年後にして1位を獲得した。
『恋人たちのクリスマス』は、最初の発売以来、クリスマス・シーズンごとにチャートインするのがほぼ恒例となっている[174]。キャリーはこのことについて、2018年のインタビューで、「毎年ビルボード・チャートに再登場するのは何度見ても驚き。何て素晴らしいクリスマス・ギフトなんだろう」と述べている[72]。2015年12月には、Billboard Hot 100で11位を獲得し最高順位を更新したほか[70][71]、2019年1月には3位にランクインしてさらに記録を塗り替えた[74]。シングルの売り上げは世界11位の1,600万枚以上にのぼり、キャリー最大のヒット作である[12]。2017年段階で、この曲は6,000万ドルの印税を稼ぎ出していると報道されている[13]。
『デイリー・テレグラフ』では、この10年にイギリスで最も人気かつ最も再生されたクリスマス・ソングだと絶賛している[175]。『ローリング・ストーン』では、「偉大なロックンロール・クリスマスソング」(英: Greatest Rock and Roll Christmas Songs list)で4位にランクインし、「ホリデーの定番曲」(英: "holiday standard")と評された[176]。この曲の影響力が長く続いていることから、キャリーは「クリスマスの女王」(英: Queen of Christmas)と呼ばれている[177][178]。一方のキャリーはこの称号を受け入れることに消極的で、「〔身に余る〕と思うので、その名前は受け入れられません。謹んで感謝しますし、ホリデー・シーズンには驚くくらいの愛を持っています。1年で最も素晴らしい時期なので」と答えている[179]。
2019年、イギリスの新聞「ガーディアン」紙は、「偉大なクリスマスソング・ベスト50曲」(The 50 greatest Christmas songs – ranked!、2019年12月5日付)という記事を掲載、「恋人たちのクリスマス」はその1位となった[188]。一方「ガーディアン」紙は同年11月に「歴代で最もいらつくクリスマスソング20曲[189]」(Merry Xmas Everybody! The 20 most annoying Christmas songs of all time、2019年11月11日付)という記事を掲載、「恋人たちのクリスマス」はその20位となった[190]。日刊SPA!によれば、これは安っぽさを嫌って「古典的なクリスマスソング以外は流さない」と決めた飲食店のことがイギリス国内で話題になり、これに触発されて書かれた記事だという[189]。
^"Miss You Most (At Christmas Time)", "Joy to the World", "O Holy Night"
^原文:"Back then, you didn't have a lot of artists with Christmas albums. It wasn't a known science at all back then, and there was nobody who did new, big Christmas songs. So we were going to release it as kind of an everyday, 'Hey, you know, we're putting out a Christmas album. No big deal.'"[18]
^ ab原文:"an underlying rhythmic beat that sounds like the loping pace of a horse or reindeer. These sounds echo religious and secular musical touchstones, without veering blatantly too much in either direction, and give the song an upbeat, joyous tone."[18]
^原文:"A lush bed of keyboards, reminiscent of a small-scale Wall of Sound, cushions the song's cheery rhythms, while a soulful vocal chorus adds robust oohs, tension-creating counter-melodies, and festive harmonies. Most notably, however, the song's jaunty piano chords and melody keep the song merrily bouncing along."[18]
^原文:"at least 13 distinct chords at work, resulting in a sumptuously chromatic melody. The song also includes what I consider the most Christmassy chord of all―a minor subdominant, or 'iv,' chord with an added 6, under the words 'underneath the Christmas tree,' among other places. (You might also analyze it as a half-diminished 'ii' 7th chord, but either interpretation seems accurate)."[28]
^原文:英: [the remix] "does dress up the song in a disco thump that should make your office Christmas party 28 percent funkier than it was last year."
^Green, Emma (2015年12月7日). “'All I Want for Christmas Is You': A Historical Dialectic”. アトランティック. https://www.theatlantic.com/entertainment/archive/2015/12/mariah-carey-badass-philosopher/421467/2015年1月5日閲覧. "And besides making her some sweet seasonal cash, Carey’s masterpiece is an incredible feat of philosophical subterfuge. Christmas is a time of material and affection-based excess, yet the song is narrowly focused on just one thing: getting to be with a specific person, e.g., you. It rejects the idea of love in general in favor of love in particular, simultaneously defying and defining pop-music conventions. With infinitely more economy of expression and undoubtedly catchier lyrics, “All I Want for Christmas Is You” is a sort of Hegelian dialectic of Christmastime desire, taking the conflicting notions of abundance and specificity and packaging them neatly into an earworm for the generations."
^ abParisien, Roch. “Merry Christmas > Overview”. AllMusic. Rovi Corporation. 2010年8月29日閲覧。 “The Beach Boys-style harmonies, jangling bells, and a sleigh-ride pace, injecting one of the few bits of exuberant fun in this otherwise vanilla set.”
^Schwartz, Barry (2006年12月21日). “On Second Thought: Mariah Carey – Merry Christmas”. スタイラス・マガジン(英語版). 2010年8月30日閲覧。 “Which brings us back to “All I Want For Christmas Is You.” To say this song is an instant classic somehow doesn’t capture its amazingicity; it’s a modern standard: joyous, exhilarating, loud, with even a hint of longing (ooh longing!). She sings, “I don’t want a lot for Christmas / I won’t even wish for snow,” such a beautiful phrase delivered with full sincerity over rolling pianos, spine-squashing tympanis, philharmonic strings, and a quasi-wall of sound—and Mariah’s gorgeous voice bursts through it all. Fuck, why haven’t I been celebrating Christmas?!”
^ abAnderson, Kyle (2009年12月1日). “Mariah Carey's 'All I Want For Christmas Is You' Gets The Remix Treatment”. MTV Networks. MTV. 2009年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年11月10日閲覧。 “The original version of "All I Want for Christmas is You" is a majestic anthem full of chimes, sleigh bells, doo-wop flourishes, sweeping strings and one of the most dynamic and clean vocal performances of Carey's career.”
^ abConnor, Thomas (2010年11月9日). “Mariah, Boyle's Christmas CDs a couple lumps of coal”. Chicago Sun-Times. 2010年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年11月10日閲覧。 “Carey’s “Merry Christmas II You,” which hit shelves last week, is a followup to 1994’s “Merry Christmas” — forgettable except for “All I Want for Christmas Is You,” a simple, well-crafted chestnut and one of the last great additions to the Christmas pop canon.”
^Horowitz, Steven J.. “Album Preview: Mariah Carey – 'Merry Christmas II You'”. ラップ=アップ(英語版). 2010年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年11月10日閲覧。 “With a new orchestral introduction, this American classic features newly recorded vocals from Mariah as well as a beefier backing chorus, fresh ad-libs, and an extended outro, sounding just as enjoyable as it did in 1994.”
^Ganz, Caryn (2010年11月2日). “Mariah Carey: Merry Christmas II You”. Rolling Stone. 2010年11月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年11月10日閲覧。 “It's hard to figure out what's "extra festive" (as the full song title promises) about her "All I Want for Christmas Is You" update, and far easier to determine what's wrong with "Auld Lang Syne" (an awkward dance beat), but the LP's warm heart is in the right place.”
^“[sev.prnewswire.com/music/20061213/NYW04413122006-1.html Mariah Carey's 'All I Want For Christmas Is You' Is Best-Selling Holiday Ringtone Ever]”. PR Newswire (2006年12月13日). 2006年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年12月14日閲覧。
^“Mariah Carey’s Christmas Concert In NYC”. Idolator. SpinMedia Publishers. 2014年12月21日閲覧。 “Queen Of Christmas, Mariah Carey performs her holiday smash hits at the Beacon Theatre on December 15, 2014 in New York City.”