駅構内に設置されている海抜を記載した標識(2006年5月)
東武日光駅(とうぶにっこうえき)は、栃木県日光市松原町にある東武鉄道日光線の駅。同線の終点である。駅番号はTN 25。
国際観光都市・日光の玄関口であり、「けごん」「日光」といった東京(浅草駅・新宿駅)と日光を結ぶ特急列車が多数発着する。東日本旅客鉄道(JR東日本)日光線の日光駅と隣接しており、国鉄時代は東京 - 日光間の観光輸送において激しい競争が繰り広げられた。
歴史
駅構造
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頭端式ホーム3面5線を有する地上駅。山小屋をイメージした三角屋根の駅舎(開業50周年を記念して1979年に落成)が特徴となっている。駅舎とホームの間には段差があり、階段およびスロープにより連絡している。自動改札機設置駅。
発車メロディは、「Stream」(「Crystal Clear River」または「夜のストレンジャー」とも)を使用している[注釈 1]。
東武日光駅管区として東武日光線合戦場駅以北と鬼怒川線全駅を統括管理し、東武日光駅として上今市駅を管理している。
売店およびトイレは改札外にのみ設置されている。また、外国人観光客の利用が増えているため、英語でも対応できる観光案内カウンター(日光市観光協会が運営)を2017年3月24日に開設。同年4月1日には、預かった手荷物を近隣宿泊先へ送るサービスも始めた[3]。
のりば
- 現在、3番線は欠番となっている。
- 1・2番線と4 - 6番線はYの字状に分かれており、駅舎側に向かって間が広くなっており、その間には中庭がある。また、5・6番線ホームへは4番線ホームの頭端部から回り込むようにして入る格好となっている。
- ホーム有効長は1・2番線が4両分、4 - 6番線は6両分である。このため、特急列車は全て4 - 6番線から発着する。 1・2番線は3両分が一体の上屋で覆われている。
駅弁
当駅構内(改札外)で駅弁が販売されている。[4]。
- スペーシア X 日光埋蔵金弁当
- 初代日光埋蔵金弁当
- SL大樹 日光埋蔵金弁当
- 日光鯵寿し
- 鶏わっぱ
- ささむすび
- 日光七福いなり
利用状況
2023年度の1日平均乗降人員は3,137人である[東武 1]。2011年度は東日本大震災の影響で乗降客数が大幅に減少したが、2012年度は震災以前の水準に回復した。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通りである。
年度別1日平均乗降・乗車人員
年度
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1日平均 乗車人員[5]
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1日平均 乗降人員[6]
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1998年(平成10年)
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3,933
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1999年(平成11年)
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3,737
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2000年(平成12年)
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4,103
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2001年(平成13年)
|
|
[東武 2]3,386
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2002年(平成14年)
|
|
[東武 3]3,248
|
2003年(平成15年)
|
|
[東武 4]3,113
|
2004年(平成16年)
|
|
[東武 5]3,010
|
2005年(平成17年)
|
|
[東武 6]2,958
|
2006年(平成18年)
|
|
[東武 7]3,292
|
2007年(平成19年)
|
|
[東武 8]3,259
|
2008年(平成20年)
|
1,745
|
[東武 9]3,430
|
2009年(平成21年)
|
1,705
|
[東武 10]3,347
|
2010年(平成22年)
|
1,690
|
[東武 11]3,179
|
2011年(平成23年)
|
1,301
|
[東武 12]2,593
|
2012年(平成24年)
|
1,530
|
[東武 13]3,056
|
2013年(平成25年)
|
1,496
|
[東武 14]2,993
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2014年(平成26年)
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[栃木県統計 1]1,557
|
[東武 15]3,105
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2015年(平成27年)
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[栃木県統計 2]1,688
|
[東武 16]3,353
|
2016年(平成28年)
|
[栃木県統計 3]1,627
|
[東武 17]3,218
|
2017年(平成29年)
|
[栃木県統計 4]1,888
|
[東武 18]3,726
|
2018年(平成30年)
|
[栃木県統計 5]1,765
|
[東武 19]3,496
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2019年(令和元年)
|
|
[東武 20]3,104
|
2020年(令和02年)
|
|
[東武 21]1,539
|
2021年(令和03年)
|
|
[東武 22]1,874
|
2022年(令和04年)
|
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[東武 23]2,400
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2023年(令和05年)
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[東武 1]3,137
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駅周辺
駅周辺の神社・寺・観光名所については「日光市#観光」を参照。当駅とJRの日光駅が日光市街の東端にあり、西へ進む道(国道119号)が日光山内(二社一寺)へ続く。
駅前広場には、かつて日光軌道線で使用された100形109(のちの岡山電気軌道3010)が保存展示されている。
バス路線
当駅は、中禅寺湖(中禅寺温泉)、奥日光(竜頭の滝、光徳温泉、湯元温泉)、霧降高原方面の各路線バスとの結節点であり、東京方面などから東武線で来た多くの観光客が列車からバスへ乗り換えるため通年で賑わっている。当駅発着のバス系統はJR日光駅を始発・終着とするが、全便ではなく、当駅始発・終着の便も存在する。ただしJR日光駅までは歩いてすぐの距離である。
バス乗車券は駅舎内の東武日光駅ツーリストセンターで発売している。運賃はバス車内でも精算できるが、「世界遺産めぐり手形」や各種「フリーパス」は車内発売をしないため、当所のみの発売となる。
構内バスのりば
東武日光駅前
- 関東自動車は、駅前には乗り入れず、国道119号沿いを走る[バス 7]
- 関東バスの日光東照宮終点は、東武バスの総合会館前付近(西参道バス停の一つ手前)にある。
付記
- 2006年(平成18年)3月19日に、同年3月18日の東武ダイヤ改正と、同年3月20日の日光市の新設合併を記念したSFとーぶカード(パスネット)が限定販売された。図柄はトレーディングフィギュアシリーズ「鉄道むすめ」のキャラクター「栗橋みなみ」(東武の駅員という設定)が描かれたものである。
- 当駅限定の神橋をデザインしたSFとーぶカードを発売していた時期がある。
隣の駅
- 東武鉄道
- 日光線
- ■急行(当駅到着のみ、東武日光発の設定なし)
- 下今市駅 (TN 23) → 東武日光駅 (TN 25)
- ■普通
- 上今市駅 (TN 24) - 東武日光駅 (TN 25)
脚注
注釈
- ^ 現在は大宮駅1番線で使用しているものと同じだが、大宮駅のものは途中でフェードアウトするタイプとなっている。過去には鬼怒川温泉駅でも音程の高いバージョンを使用していたが、東武ワールドスクウェアのテーマソングに変更されて消滅した。なお当初は音程の低いバージョンであった。
出典
- 栃木県統計年鑑
- ^ “10 運輸・通信” (PDF). 栃木県. p. 133. 2021年8月9日閲覧。
- ^ “10 運輸・通信” (PDF). 栃木県. p. 133. 2021年8月9日閲覧。
- ^ “10 運輸・通信” (PDF). 栃木県. p. 127. 2021年8月9日閲覧。
- ^ “10 運輸・通信” (PDF). 栃木県. p. 125. 2021年8月9日閲覧。
- ^ “10 運輸・通信” (PDF). 栃木県. p. 125. 2021年8月9日閲覧。
- 東武鉄道の1日平均利用客数
- バス関係
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
東武日光駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク