橋本駅 (はしもとえき)は、京都府八幡市橋本中ノ町にある京阪電気鉄道京阪本線の駅。同線においては、大阪側から見て京都府内で最初の駅である。駅番号はKH25。
歴史
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。改札口はホーム毎に分かれており、改札内で上下線ホーム同士の移動はできない(改札外に踏み切りがある)。なお、改札口は上下線ともホーム樟葉寄りにある。終日駅係員が無人となる。
のりば
利用状況
2022年(令和4年)度のある特定日における1日乗降人員は4,598人である[* 1]。
近年の1日あたり利用客数の推移は下記の通り。
年度 |
特定日 |
1日平均[注 1] 乗車人員
|
調査日 |
乗降人員
|
1990年(平成02年) |
11月06日 |
5,982 |
|
1992年(平成04年) |
11月10日 |
6,337 |
|
1995年(平成07年) |
11月21日 |
6,282 |
|
1998年(平成10年) |
11月10日 |
6,037 |
|
2000年(平成12年) |
11月07日 |
5,764 |
|
2002年(平成14年) |
12月10日 |
[* 2]5,643 |
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2003年(平成15年) |
10月28日 |
[* 2]5,702 |
|
2004年(平成16年) |
11月09日 |
[* 2]5,849 |
|
2005年(平成17年) |
11月08日 |
[* 2]5,844 |
|
2006年(平成18年) |
11月08日 |
[* 2]5,656 |
[# 1]3,115
|
2007年(平成19年) |
11月07日 |
[* 3]5,879 |
[# 2]3,077
|
2008年(平成20年) |
11月11日 |
[* 4]5,973 |
[# 3]3,299
|
2009年(平成21年) |
11月10日 |
[* 5]5,627 |
[# 4]3,148
|
2010年(平成22年) |
11月09日 |
[* 6]5,884 |
[# 5]3,175
|
2011年(平成23年) |
11月01日 |
[* 7]5,998 |
[# 6]3,230
|
2012年(平成24年) |
10月31日 |
[* 8]5,911 |
[# 7]3,219
|
2013年(平成25年) |
11月12日 |
[* 9]5,847 |
|
2014年(平成26年) |
11月11日 |
[* 10]5,889 |
|
2015年(平成27年) |
11月10日 |
[* 11]5,794 |
|
2016年(平成28年) |
11月08日 |
[* 12]5,446 |
|
2017年(平成29年) |
11月07日 |
[* 13]5,871 |
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2018年(平成30年) |
11月06日 |
[* 14]5,850 |
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2019年(令和元年) |
11月12日 |
[* 15]5,932 |
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2020年(令和02年) |
11月10日 |
[* 16]4,656 |
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2021年(令和03年) |
11月09日 |
[* 17]4,363 |
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2022年(令和04年) |
11月08日 |
[* 1]4,598 |
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駅周辺
古くは地名通り淀川にかかる橋(山崎橋)のたもとで、橋が失われてからは1962年(昭和37年)まで山崎との間に渡船があった。このため正式な宿ではないが大坂(京)街道の宿場として賑わい、歌舞伎『双蝶々曲輪日記』の六段目「橋本の段」の舞台になった遊廓街となっていた。1958年(昭和33年)4月1日の売春防止法が施行されるまでは橋本駅を出発する終電車が「遊郭帰りの客で大変込んでいた」との逸話もある[8]。駅西側には当時をしのばせる古い家並みが残る。
現在駅東側は山を切り崩した住宅街になっている。京阪電気鉄道の開発が入るまでは完全な山であり、石清水八幡宮の西側まで延々と獣道が続いていたが、麓の遊廓での諍いから遊女の自殺が絶えない地域でもあった。
駅から東へ登ると、氏神の狩尾神社がある。
大阪府との府境に近い。ちなみに「セブン-イレブン京阪橋本駅南店」は大阪府側にある。
バス路線
駅のやや南の津田電線八幡工場跡地に京阪バス(旧京阪宇治交通)「京阪橋本」バス停がある。
駅前広場整備に伴い、2023年9月1日からバス停を『2次仮設ロータリー』へ移設。その後、駅前広場が完成したことで、2024年1月23日に新ロータリーに移設した。
運行系統は以下の通り[9]。
- 13B号経路 樟葉駅行き
- 78A号経路 男山車庫行き
また、駅北側の道路を500 mほど北上したところで川を渡らずに東進すると京都京阪バスの「コミュニティバスやわた」の橋本東山本バス停も利用できる[10]。
- 市民体育館行き(7時台から16時台まで1時間間隔)
その他
- 京都方のホームの下をくぐる改札外の地下道があるが、ここには以前踏切があった。京阪本線の連結車両を増やす際に、この踏切が障害になるため、当面ドアカットで対応することが検討されたが、当時の村岡四郎社長が安全面などの理由でこれに反対し、この地下道を造ってホームが延伸された(詳細は村岡の項目を参照)。
- 2003年9月6日のダイヤ改正まで、当駅は京阪線・大津線全線の中で旅客列車の本数が一番少なかった。これは、特にラッシュ時において、上り列車は隣の樟葉止まり、下り列車は淀止まりが多く存在し、かつ同時間帯に多く運転されていた急行は当駅を通過しているためであり、夕方以降や土休日の朝9時 - 10時台は約15分間隔で運転されていた。同ダイヤ改正以後は、下り淀行きや急行を減便したことにより、ほぼ終日約10分間隔で列車が到着するようになった。
- 近くに橋本駅南という名称の交差点、セブンイレブン京阪橋本駅南店があるがどちらも所在地は大阪府枚方市である。
隣の駅
- 京阪電気鉄道
- 京阪本線
- ■快速特急「洛楽」・□ライナー・■特急・■通勤快急・■快速急行・■急行
- 通過
- ■通勤準急(平日朝下りのみ運転)・■準急・■普通
- 樟葉駅 (KH24) - 橋本駅 (KH25) - 石清水八幡宮駅 (KH26)
脚注
注釈
出典
- ^ 出典・京阪100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日刊)84頁「淀川の決壊」
- ^ a b 出典・京阪100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』165-166頁「台風禍と水害禍」より
- ^ 出典・京阪100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日刊)231頁「台風13号の被害」
- ^ 出典・京阪電鉄開業100周年記念誌『京阪百年あゆみ』」資料編140頁
- ^ 出典・季刊広報誌『グラフ京阪』1993年春季号
- ^ 出典・月刊沿線情報誌『K・PRESS』2013年1月号、16面「くらしの中の京阪」
- ^ a b “橋本駅|駅構内図”. 京阪電気鉄道. 2022年9月20日閲覧。
- ^ 出典・「鉄道ピクトリアル」1973年7月増刊号『京阪電気鉄道特集』の52頁「橋本遊郭」より
- ^ 八幡・男山・くずは運行経路図(2022年4月1日現在)、京阪バス株式会社、2022年9月2日閲覧
- ^ コミュニティバスやわた経路図、八幡市公式ホームページ、2022年9月2日閲覧
- 京都府統計書
- 八幡市統計書
関連項目
外部リンク