マックスバリュ中部株式会社(マックスバリュちゅうぶ、Maxvalu Chubu Co., Ltd.)は、かつて東海3県および、滋賀県に展開していたイオングループのスーパーマーケットである。本社は愛知県名古屋市。三重県最大のスーパーマーケットチェーンであった。
2019年(令和元年)9月1日にマックスバリュ東海株式会社との合併に伴い解散。
1947年(昭和22年)に三重県松阪市で開業した個人事業の青果店「八百久」(やおきゅう)と、1958年(昭和33年)に三重県津市で創業したスーパーマーケット「主婦の店」、および1961年(昭和36年)に創業した「八百為商店」(やおためしょうてん)を源流とする。各社の法人化・営業譲渡・改名を経て、1999年(平成11年)に八百久改め「フレックス」・主婦の店改め「アコレ」・八百為商店改め「中部ウエルマート」(ちゅうぶウエルマート)の3社が合併し「フレックスアコレ」となった後、2002年(平成14年)にそれまでも営業上の繋がりのあったイオンによる株式公開買い付け(TOB)によってイオングループ入りし、中部地域におけるマックスバリュ運営企業となった。
2006年には、協同組合ナフコチェーンの有力な一社であったものの経営難に陥っていた「ナフコはせ川」を買収し「マックスバリュ名古屋」とした後に2007年に吸収合併、愛知県の名古屋市および周辺に展開していた同社の店舗を引き継いでいる。2013年3月1日にイオンリテールから愛知県・岐阜県内の「マックスバリュ」を継承して発足した「マックスバリュ中京」を吸収合併した。
この様な複雑な経緯を辿っている為、イオングループ他社では見られない独自の店舗ブランドや顧客サービスを展開しているのが特徴でもある。
イオンの前身である岡田屋は三重県四日市市で創業しているが、岡田屋と合併前の各社の間に直接的な繋がりは無い。また、2008年9月から関東地区で展開している小型ディスカウントストア業態である「アコレ」や2015年3月にイオンリテールから同事業を継承したアコレ株式会社(現・株式会社ビッグ・エー)も当社の前身店舗ブランドや前身企業名[注 1]である「アコレ」の名称が一致しているだけで関係は無い。
テレビCMソング[注 3]として、また当社運営のマックスバリュとミセススマートの店内BGMとして、当社オリジナルのテーマソング(イギリス童謡である「ピクニック」の替え歌)が流れていた。後にCMソングや店内BGMは何度か変更されている。
当社以外が運営する国内のマックスバリュ運営会社各社にて、テレビCMソングや店内BGMとして流れているマックスバリュのテーマソングは当社運営店舗では流していなかった(テレビCMのサウンドロゴとしては使用されていた。)。
イオングループで謳っている「お客さまへ5つのお約束」は当社では謳っていない為、「ご満足いただけない場合はいつでもお取替えご返金」など、応じてもらえないことがあった。
現存する店舗は全てマックスバリュ東海へ引き継がれ運営している。
イオン株式会社
○ - 持分法適用関連会社☆ - 友好提携会社イオングループの主な企業・ブランドを掲載。運営企業とブランドの名称が異なる場合は「ブランド名(企業名)」というように記した。イオン株式会社の持分法適用関連会社である株式会社やまやの完全子会社、友好提携会社であるツルハホールディングスの子会社についても列挙した。△のレデイ薬局はツルハホールディングス(所有株式51%)のほか、イオン株式会社の子会社であるフジも出資(所有株式49%)。グループ企業については、出資率にかかわらずグループ事業・主要企業紹介(2016年2月29日現在)を元に記載している。