穂高駅(ほたかえき)は、長野県安曇野市穂高にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)大糸線の駅である[1]。駅番号は「32」[報道 1]。
安曇野観光の拠点駅で、特急列車の停車駅である[1]。安曇野市内の駅で最も乗車人員が多い[4]。
歴史
駅構造
島式ホーム1面2線を持つ地上駅[1]。改札内に、1番線をホーム北端へ渡る構内踏切が設置されている。また、さらに駅舎側にはアスファルト詰めの引き込み線がある。木造駅舎を有する。
大きくカーブしたホームで[1]、車掌用モニターと注意を促す自動アナウンスが設置されている。また、特急「あずさ」停車対応のため、構内踏切への斜路を一部嵩上げしホームを延長しているが、1番線は8両編成までの対応に留まり、大糸線内9両編成となる「あずさ」(E257系)は上り、下りを問わず2番線に入線する(2010年3月13日のダイヤ改正まで運転されていた「スーパーあずさ」(E351系)は大糸線内は8両編成のため、1番線を使用可能だった)。それ以外の普通列車は原則として上りが1番線、下りが2番線を使用するが、例外的に当駅始発となる上り普通列車1本が2番線から発車している。
豊科駅管理の業務委託駅で、ステーションビルMIDORIが駅業務を受託している[新聞 1][3]。駅舎内には指定席券売機・自販機が設置されているが、キヨスクなどの売店はない。駅舎は、駅名の由来ともされる穂高神社を模した社殿型の構造を取っており、アートギャラリー穂高が隣接している[1]。
2010年現在、当駅始発着となる列車が1日3本(上り1本/下り2本)存在する。
また、発車ベルが完備されている(大糸線にはこの他に信濃大町駅と信濃森上駅、南小谷駅のみ。梓橋駅にも設置はされているが上り3両編成のみ対応しているだけで滅多に使用されない)。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
備考
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1
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■大糸線
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上り
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松本方面
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一部電車は2番線
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2
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下り
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信濃大町方面
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(出典:JR東日本:駅構内図)
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改札口(2021年8月)
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構内踏切(2021年8月)
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ホーム(2021年8月)
利用状況
JR東日本によると、2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員は996人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移
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年度
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1日平均 乗車人員
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出典
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2000年(平成12年)
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1,392
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[利用客数 2]
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2001年(平成13年)
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1,348
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[利用客数 3]
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2002年(平成14年)
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1,365
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[利用客数 4]
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2003年(平成15年)
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1,344
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[利用客数 5]
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2004年(平成16年)
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1,350
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[利用客数 6]
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2005年(平成17年)
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1,318
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[利用客数 7]
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2006年(平成18年)
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1,289
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[利用客数 8]
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2007年(平成19年)
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1,275
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[利用客数 9]
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2008年(平成20年)
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1,237
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[利用客数 10]
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2009年(平成21年)
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1,182
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[利用客数 11]
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2010年(平成22年)
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1,192
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[利用客数 12]
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2011年(平成23年)
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1,260
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[利用客数 13]
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2012年(平成24年)
|
1,224
|
[利用客数 14]
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2013年(平成25年)
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1,195
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[利用客数 15]
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2014年(平成26年)
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1,123
|
[利用客数 16]
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2015年(平成27年)
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1,152
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[利用客数 17]
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2016年(平成28年)
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1,139
|
[利用客数 18]
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2017年(平成29年)
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1,118
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[利用客数 19]
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2018年(平成30年)
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1,135
|
[利用客数 20]
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2019年(令和元年)
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1,109
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[利用客数 21]
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2020年(令和02年)
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908
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[利用客数 22]
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2021年(令和03年)
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912
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[利用客数 23]
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2022年(令和04年)
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996
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[利用客数 1]
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- 一日平均乗車人員(単位:人/日)
駅周辺
観光地駅のため、東口ロータリー周辺にはレンタサイクルや現地周辺地図を載せた観光案内板(キヨスク跡地)、土産物屋などがある。このほか、コインロッカー(駅舎南側)、自売機コーナーなどが設置されている。駅西側には改札がないが、田畑が分譲住宅地に整備され、公園・ロータリーが設置された。当駅北にある穂高踏切は2008年1月25日に将来踏切拡張を想定して警報機の移設が行われ遮断機も警報機側に搭載。
ロータリー中央に植樹されている柳は、銀座の柳の子。1932年に関東大震災復興記念として旧東京市へ出荷したことと、1987年に中央区へ100本を寄贈したことへの返礼として、二世が"里帰り"したもの。また地元出身の彫刻家小川大系によるブロンズ像『登頂』も据えられている。
バス路線
- 東側の駅前広場から各方面へ発着している。
- 停留所名は、いずれも穂高駅前である。
広場北側
広場東側
高速バス 安曇野穂高(駅前通り)
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■大糸線
- □快速(上り1本のみ運転)・■普通
- 柏矢町駅 (33) - 穂高駅 (32) - 有明駅 (31)
脚注
記事本文
注釈
出典
報道発表資料
新聞記事
- ^ a b c d “安曇野の穂高駅「みどりの窓口」廃止 切符購入、きょうから券売機で”. 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社): p. 23(朝刊). (2017年4月20日)
- ^ “JR東日本 変ぼうするローカル駅”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1992年9月4日)
利用状況
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
穂高駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク