この項目では、現代のステルス爆撃機について説明しています。1930年代の爆撃機については「B-2 (航空機・初代) 」をご覧ください。
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ノースロップ・グラマン B-2 (英語 : Northrop Grumman B-2 Spirit )は、アメリカ空軍 のステルス 戦略爆撃機 である。開発・製造はノースロップ・グラマン 社が担当した。水平尾翼 および垂直尾翼 が無い、いわゆる全翼機 と呼ばれる特徴的な形を持つ航空機である。愛称はスピリット (Spirit、魂、精神の意)。
同質量 の金 と同価値[注 1] といわれるほど非常に高価な機体であり、高額な維持費や冷戦終結といった諸事情が重なった結果、当初132機が予定されていた製造機数は、試作機を含めて21機に留まった。製造されたB-2は1機ごとに「Spirit of ~(大半は米国の州の名)」のパーソナルネームが与えられており、本機の着陸装置 の主脚のドア外部にそれが記載されている。
開発経緯
ノースロップのステルス技術の原型となったタシット・ブルー
B-2の開発は、ステルス性 や長い航続距離などの要求の下に1978年 から開始された。その当初は、ソビエト連邦 の防空網をかいくぐり、ICBM 発射基地や移動式ICBM発射台に短距離攻撃ミサイル により核攻撃を加えることを主目的としていた。開発初期は極秘プロジェクト(Project Senior C. J.、後にATBと改名)として当初米空軍 上層部ですら開発は機密扱いであった。ATB(Advanced Technology Bomber、先進技術爆撃機)という計画名は知られるようになったものの、1988年 4月に想像図が公表されるまでは公式情報はほとんどなかった。
B-2の開発は米ノースロップ・グラマン 社と米ボーイング 社が共同で行い、米ボーイング社がコックピット 部と本体の中央部、残りをすべてノースロップ・グラマン社が担当した。1982年 に6機のプロトタイプ 用の予算が組まれ、1988年11月22日 に最初の機体82-1066がパームデール のアメリカ空軍第42プラントからロールアウトされた。セレモニーは非常に慎重に計画され、招待された500名のゲストは地上からはB-2の正面のみ観覧が可能であったが、上空からの規制は手が抜かれていて、小型セスナ機 により上空から撮影された写真が残されている。
初飛行は当初1989年 7月15日 に予定されていたが(予算編成時は1987年 の予定だった)、燃料系のトラブルのため延期され、最終的には7月17日 にエドワーズ空軍基地 にて行われた[1] 。
開発当初は132機の製造が予定されていたが、あまりにも高額な上維持費も高額であることから、結局生産されたのは試作機を含め21機のみで、全機アメリカ空軍に引き渡され、他国への輸出はなされていない。アメリカ空軍は2008年に後述の墜落事故で1機を喪失しており、2021年 の時点でB-2を20機保有している[注 2] 。
機体設計と搭載機器
飛行中のB-2爆撃機
F-117 と同じくステルス性 を最重要視した形となっているが、F-117が直線的な多角形 によって構成された機体デザインだったのに対して、B-2は曲線的なシルエットとなっている。これはF-117が数学的・幾何学的なアプローチで設計されたのに対し、元ヒューズ社のレーダー技術者であるジョン・キャッセンの経験により、乱反射の低減を主目的にし機体に凹凸や鋭角を作らないことを根幹として、粘土を使った模型による実験により開発されたステルス技術を用いたことによる。また、F-117開発当時のコンピュータの計算能力が低く、曲面のシミュレーションが難しかったためにデザインが極端に簡素化されたのに対して、B-2開発時にはクレイ 社のスーパーコンピュータ が使用可能であったためである。「空飛ぶ翼」(flying wing)の概念を大きく踏襲し、垂直尾翼および水平尾翼を有していないため、コンピューターの制御無しでは飛行困難な形状となっており、操縦系統には4重のフライ・バイ・ワイヤ が組まれている。また、ヨー方向安定とその制御 のための垂直尾翼とラダー が存在しないため両翼端にドラッグ・ラダー(スプリット・ラダー)を装備しており、通常飛行時は常に両端をわずかに開いて空気抵抗を発生させヨー安定を確保している。高いステルス性が必要な任務遂行時はレーダー反射を抑えるためドラッグラダーを完全に閉じ、左右のエンジン出力の増減によりヨー方向制御を行っている。機体下部に設けられたタキシングライト(航空標識灯)は、通常時は翼の表面から突出した状態となっているが、任務遂行時はその突出部分がステルス性を妨げるため、機体に格納して平滑な状態にする機能が設けられている。
尾翼が無いことはレーダー反射断面積 減少の面で有利となっており、B-2の機体表面はレーダー 波を吸収してそのエネルギーを熱に変換するグラファイト /エポキシ 複合剤(RAM:Radar Absorbent Material)で覆われているほか、内部構造には非公表ながらレーダー波を吸収するハニカム構造 が大量に採用されているとされる。機体表面を環境変化などから保護するために表面には無数の小さな孔があけられており、本体内で発生した水蒸気などを外部へ逃して変形を防ぐ設計がなされている。
4基搭載された米ゼネラル・エレクトリック 製F118-GE-110 ターボファンエンジン は、レーダー波を反射するエンジンファンが機体正面から露出しないように大きく曲げられたダクトを介して機体内部に深く埋め込まれている。吸気は通常のエンジン へのエアインテーク へ、そのやや前部に刻まれたジグザグ状の切れ目の2つに分けられたエアインテークから取り入れられる。また、排出口は赤外線による下方からの探知を避けるために機体上面に開口している。さらに排気温度を下げるため、排出前の排気には冷気が混合されて温度が下げられ、長く作られた排出口以降の翼上部には熱吸収材でできたタイル が並べられている。他にコントレイル(飛行機雲 )の発生による目視での探知を回避するために塩化フッ化スルホン酸(Chloro-fluorosulphonic acid)をエンジン排気に混入させる装置が取り付けられている[注 3] 。
また、B-2は、前脚両側ベイに2基の攻撃目標探索・航法用の米レイセオン (ヒューズ・エアクラフト )社製AN/APQ-181Ku-バンド フェーズドアレイレーダー を装備しており、ステルス性を阻害しないように自機の放つレーダー電波の周波数のみを通す選択透過性の高いカバーで覆われている。アクティブ・レーダー使用時にはステルス性が失われる危険があるため、レーダー波の照射は爆撃直前に地上の標的近辺のみを対象に限って行なわれるようになっている。Kuバンドによる目標の精密画像データは、搭載のGPS 援用目標照準システム(GPS aided targetting system; GATS)によるJDAM 爆弾 投下の精度を向上させる。このレーダーは開発時はC-135 に搭載されテストが行われていた。
自衛用にAN/ALQ-161電子妨害システムとAN/APR-50レーダー分析警報装置を搭載している。AN/ALQ-161電子妨害システムは多数の敵ミサイル ・敵航空機 ・地上からの捜索レーダー波を尾部警戒を含めて360度警戒を行い、複数の探知に対して直ちに適切な複数の妨害電波を送信できる。
コックピットには4台の多機能カラーディスプレイ が設置され、パイロット は左側、コパイロット を兼ねる兵装担当士官(Weapon System Officer; WSO)は右側のマクドネル・ダグラス 社製ACES-II上方射出シートに座る。これら通常の搭乗員2名のほかに3人目の搭乗用スペースも設けられているほか、WSOの座席の真後ろには長時間航行を想定して簡易トイレおよびギャレー 、さらにコクピット後方には仮眠用スペースも用意されている。操縦は4重のフライ・バイ・ワイヤ でコンピュータによってアシストされている。兵器管理システムにはIBMフェデラルシステムズのAN/APR-50(ZSR-63)およびZSR-62ディフェンス補助システムの搭載が予定されている[1] [2] 。
空中給油を受けるB-2爆撃機
機体と任務の性格上、空中給油 受油能力があり、コクピットの後方の機体上面にフライングブーム 方式の給油口(リセプタクル)が装備されているが、ステルス機という性格上、リセプタクルは隠匿式となっており、使用時には給油口部分の外板が180度回転し、裏側にあるリセプタクルが露出するようになっている[3] 。
爆撃
AGM-158 JASSM-ER 空対地ミサイル を投下するB-2
B-2では、搭載する航法コンピュータに備わる敵の軍事地理の情報を利用し、最も安全な飛行ルートを設定可能である。また、標的から半径8マイル(約13km)以内にまで到達できれば、250-5,000lbsのJDAM (Joint Direct Attack Munition)装着誘導爆弾 によりピンポイントでの目標破壊も可能である。JDAMの高空からの滑空距離は27km程度である。この爆弾 は、B-2上に搭載されたSBRA(Smart Bomb Rack Assembly)上で再プログラム可能であり、天候やターゲットの変更などに応じて臨機応変に対応できる。B-2には通常16発の2,000lbs爆弾が搭載される。他にも、AGM-158巡航ミサイル (JASSM)や5,000lbs(約2.8t)のEGBU-28バンカーバスター (ペイブウェイ )を最大8発、B61 Mod 11 貫通型核爆弾なら最大16発搭載することができる。今後、SDB小直径誘導爆弾 の運用能力付加が予定されている[4] [2] 。
価格と製造数
B-2は1機20億ドル以上(1ドル100円として約2,000億円)という高価な航空機 で、世界一 高価な飛行機としてギネスブック にも登録されている。例えば、世界的に見ても巨大かつ高価なイージス艦 、あたご型護衛艦 は1隻約1,453億円であり、B-2の価格の高さがうかがい知れる。
開発当初は132機製造を予定していたが、取得費だけでなくステルス性 確保のため、7年に一度コーティングの再塗装が必要など維持費も高額で、また冷戦 終結もあり結局、試作機を含む全21機しか製作されていない。量産されれば単価は下がるが、先進軍事技術が多数使用された特別な航空機 のため友好国への供与は現在も行われていない。
維持費は殆どがその滑らかな機体を研ぐためのものである。F-117の開発責任者、スカンクワークス のベン・リッチは費用対効果の観点からこの機体を酷評した。ただしF-117もレーダー波吸収用特殊素材コーティングのチェックのため、維持費が高額であるのは同様で、この為2008年 をもって退役している。
運用部隊情報
離陸するB-2爆撃機
B-2はステルス性 維持が最重要なため、かつては、湿度・気温などを完全にコントロールされるホワイトマン空軍基地 (ミズーリ州 )の専用ハンガー にのみ駐留し、ほかの基地に展開することは無かった。アフガニスタン 空爆などの際もホワイトマン空軍基地から離陸し、空中給油 を繰り返して爆撃 を行った。このため 1回の作戦行動に40時間を超える事もあった。それ以降は、B-2用簡易ハンガーが開発され、これを設置した基地からの発進が可能となり、2003年 のイラク戦争 ではディエゴガルシア島 から出撃した。現在グアム島 のアンダーセン空軍基地 にも時折派遣されることがある。設計開始時と異なり、担当ミッションは核攻撃ではなく通常爆弾 (誘導爆弾 )投下が主任務である。
2013年 3月27日 、2機のB-2がホワイトマン空軍基地から無着陸で韓国 沖の黄海に飛来、デモ飛行をして北朝鮮 を抑止した。
リビア空爆
2011年リビア内戦 に投入されたほか、2017年1月には再びリビア国内に展開し、ISIL 軍事訓練キャンプを空爆している。2017年のケースでは、2機のB-2をホワイトマン空軍基地から出動させ、34時間かけて北アフリカ入りさせた[5] 。
配備状況
詳細な配備状況に関しては以下に記載する。
第509爆撃航空団(509th Bomb Wing)、ホワイトマン空軍基地(ミズーリ州)
第13爆撃飛行隊(13th Bomb Squadron)
第393爆撃飛行隊(393rd Bomb Squadron)
第394戦闘訓練飛行隊(394th Combat Training Squadron)
第53航空団(53rd Wing):エグリン空軍基地 (フロリダ州 )
第72試験評価飛行隊(72nd Test and Evaluation Squadron):ホワイトマン空軍基地(ミズーリ州)
第57航空団(57th Wing):ネリス空軍基地(ネバダ州 )
第325兵器飛行隊(325th Weapons Squadron):ホワイトマン空軍基地(ミズーリ州)
第715兵器飛行隊(715th Weapons Squadron): 現在未稼働
実戦配備中の全機リスト
パーソナルネームとして、2機にはそれぞれSpirit of America 、Spirit of KittyHawk の名が、残りにはSpirit of 州名 の形式で名がつけられている[6] 。
機密保持と漏洩
B-2爆撃機 は極めて高度な軍事兵器 であり、秘密保持には最高度の注意が払われている。機体の写真撮影はアングルや撮影距離などが厳重に管理・制限される。兵器を搭載して戦闘準備を整えた状態のコックピット内映像撮影も禁止されている。
2005年 10月、中華人民共和国 に情報を売り渡したとして、設計者の一人だったノシル・ゴワディア が逮捕された[7] 。
事故
墜落したB-2
2008年2月23日、アンダーセン空軍基地からホワイトマン空軍基地へ向かった1機(89-0127 Spirit of Kansas)が離陸直後に墜落。搭乗員2名は射出座席 によって緊急脱出して無事だった[8] 。事故後の調査の結果、原因はアンダーセン空軍基地が所在するグアム の高温・多湿な環境に起因する湿気によるセンサー等の電気系統トラブルと判明。その後直ちに全機に対して湿度対策工事が施されている。
2010年2月26日、アンダーセン空軍基地で離陸準備中の機体(88-0332 Spirit of Washington)エンジン1基に火災発生、大きく損傷する。1年2ヶ月に及んだ応急修理後、2011年8月に、カリフォルニア州のノースロップ・グラマン パームデール工場まで飛行し移動した。2013年12月16日に修復完了、訓練飛行が実施された[9] 。
2022年12月10日 - 飛行中の機体(90-0041 Spirit of Hawaii)でトラブルが発生。その後、ミズーリ州 のホワイトマン空軍基地 に着陸を行った際に火災が発生して機体が損傷した。損傷程度は不詳だが、同基地は数日間にわたり滑走路が使用不能となった[10] 。
初実戦
爆撃を行うB-2爆撃機
B-2の初実戦は1999年 のコソボ紛争 である。初飛行から10年も経ってからの実戦であるが、それまで実戦経験が無かった理由としては、
あまりに高価であり、偵察 ・撃墜・鹵獲 などによる機密漏洩への懸念から、軍部が出撃させるのをためらっていた(コソボ紛争でも、同じく機密のF-117 が撃墜される事態が発生していた)。
当初、爆撃機 に搭載できる精密誘導爆弾 が無かった。高度な照準器 を用いても、無誘導爆弾 は一般市民を巻き込む可能性が高いため、爆撃機の出動は控えられた。これはB-52 など他の爆撃機も同様である。その後GPS /INS 誘導爆弾が開発され、B-2や従来の爆撃機でも精密爆撃 が可能となった。
単に本格的な空爆を伴う軍事作戦が無かった。
同紛争中、セルビア の中華人民共和国 大使館 への誤爆 が発生した。アメリカ 及びNATO は、古い地図を用いて目標を設定したミスによる誤爆であるとして中華人民共和国に謝罪した。しかしながら、当時ユーゴスラビア連邦共和国 大統領であるスロボダン・ミロシェヴィッチ と親密だった中華人民共和国がセルビア側を支援していたため、大使館地下にあった指揮所を故意に爆撃したのではないかという見方が存在する[11] 。
仕様
B-2 三面図
武装
などから最大17tまで選択可能
ジャック・ノースロップとの関係
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アメリカ空軍最初の全翼式ジェット爆撃機であるYB-49 YB-49とB-2の翼幅はほぼ同じである
実用的な全翼機 の製造はノースロップ の創業者であるジャック・ノースロップ の夢であり、同社自体が彼の夢を実現するために何度も設立されたものである。しかし彼の夢は最大の挑戦、YB-49 爆撃機 の開発失敗によって頓挫し、1952年 失意のうちに彼は航空工業界を引退する。その後ノースロップ社はF-89 やF-5 などの堅実な設計の機体開発に努めることとなる。
1980年 、パーキンソン病 に冒され余命幾ばくもないノースロップは本社に招かれ、存在自体が極秘機密であるにもかかわらず、軍の特別許可を得て製作されたB-2の完成記念模型をプレゼントされた。 この時ノースロップは車椅子に乗らなければ移動が困難な状態で、既に会話もままならなくなっていたが、一枚の紙に「Now I know why God has kept me alive for 25 years (なぜ神が私に25年間の余生を与えたもうたのか、その理由がわかった)」と書き残した[12] 。その翌年、ノースロップは全翼機に生涯を捧げた85年の人生に幕を閉じた。
登場作品
コールサイン 「レッドアロー」とする機体など5機が登場。ヒューストン 上空で静止しているシティ・デストロイヤー を、核弾頭 ALCM で攻撃する。
『ランペイジ 』
終盤に「SPIRIT OF ILLINOIS」「SILENT FURY」とマーキングされたB-2が登場する。シカゴで暴れる3匹の巨獣を攻撃するためにMOAB を搭載して離陸する。
『エネミー・ライン2 -北朝鮮への潜入- 』
『クローバーフィールド/HAKAISHA 』
終盤に登場。マンハッタン で暴れ回る怪獣 を空爆 する。
『シン・ウルトラマン 』
3機が登場。「MOPII大型貫通爆弾」[注 4] を用いて山間部の地中を進攻するガボラ を波状攻撃するが、米軍保有のMOPII全弾を用いても撃破に至らず終わる。
『シン・ゴジラ 』
第509爆撃航空団 (英語版 ) 所属機が4機登場。東京 を侵攻するゴジラ から大使館 を防衛するという名目でグアム から出撃し、ゴジラを「MOPII大型貫通爆弾」[注 4] で空爆する。この攻撃は、作中において初めてゴジラに有効なダメージを与えるものとなったが、これによってゴジラから放射線流 による反撃を受け、全機撃墜されることとなる。
『宣戦布告 』
核ミサイル の発射準備に入った北東人民共和国[注 5] と中国 を空爆するため、岩国基地 と嘉手納基地 から出撃する。
『大怪獣東京に現わる 』
冒頭に登場。エアショーで飛行展示を行っている最中、日本 で怪獣出現との報を受け実戦へ向かう。
『トータル・フィアーズ 』
疑心暗鬼に陥ったアメリカ が、ロシア へ核攻撃を行うため出撃させる。察知したロシア側もスクランブル を行うが、ポーランド 上空で見失う。
『のだめカンタービレ最終楽章 』
エリーゼの妄想の中で登場。遠くで編隊 を組む姿が映されている。
『フライト・デスティネーション 』
『ブロークン・アロー 』
B-2をモデルにした架空の全翼型爆撃機 「B-3」が登場。外観はA-12 アヴェンジャーII のような完全なデルタ形状の全翼機 となっている。
『暴走特急 』
テロリスト に乗っ取られた人工衛星 「グレイザー1」を撃墜 するため、架空の対衛星ミサイル 「ペガサス」を2発搭載して出撃する。
『ミッドナイト・イーグル 』
B-2をモデルとした「B-5 ミッドナイト・イーグル」という架空機が登場。「特殊爆弾」を搭載した機体が、北アルプス 山中に墜落する。
アニメ・漫画
『うる星やつら 』
OVAのヤギさんとチーズ(1989年12月発売)にて20分目に面堂軍団が巨大化したヤギの幽霊を攻撃するため出動させた航空機の一つとして登場した。映像化されたB-2としては最も古い物と思われる。
『009 RE:CYBORG 』
「彼の声」を聞いた兵士 が操縦し、搭載された核ミサイル でドバイ の超高層タワービルに対して核攻撃を行う。
『CANAAN 』
第7話に登場。上海 国際テロ 対策会議場を攻撃するためグアム から出撃し、JDAM を投下する。コックピット の多機能カラーディスプレイや爆弾槽 の6連投下ラックも再現されている。しかし、実物にはない垂直尾翼 が装備されている。
『COPPELION 』
放射性廃棄物 を不法投棄 をするほか、主人公たちを攻撃する。機関砲 を搭載しており、ミサイル 迎撃機能も装備している。
『G-HARD 』
『うちゅう人 田中太郎 』
第3話
『おくびょうなカーレッジくん 』
第2シーズン第10話Bパートに登場。ムッチーの頭上からピアノ を投下する。
『ギルティクラウン 』
第17話と第18話に登場。考証不足のため、コックピットはボーイング747-400 のものが描かれている。
『雲のむこう、約束の場所 』
終盤に1カットのみ登場。
『けものフレンズ 』
第11話の火山の山頂(旧五合目)の背景に、B-2の残骸らしきものが映っている。
『ゴルゴ13 』
『新世界より 』
第4話に登場。過去に発生した戦争 の回想シーンにて、編隊 飛行する姿が描かれている。
『新テニスの王子様 』
「公式キャラクターガイド ペアプリ」Vol.1に登場。跡部景吾 が通学に使用している。
『戦翼のシグルドリーヴァ 』
『超重神グラヴィオン 』
GシャドウおよびGeoミラージュのモデルとなっている。
『トランスフォーマーG2 』
ドレッドウイングが本機に変形する。実物にはないガトリング砲 が搭載され、相方であるスモークスクリーンと合体する機能まで搭載している。色は実機ではない青を基調とする。
『超戦士ガンダム野郎 』
敵方であるSD仮面がプラモシミュレーター内で操るプラモデル として登場。同じくSD仮面が操る改造ガンプラ 「コンバットガンダム」の背部にバックパックとして合体することが可能となっている。
『ヒーローマン 』
異星人スクラッグの兵器 「TAMA」を空爆 し、終盤ではスクラッグベースに特殊爆弾 を投下して主人公たちを支援する。
『ビーストウォーズセカンド 』
空爆兵BBが本機に変形。前述のドレッドウイングと同型であるが、塗装は実機に近い黒に近い塗装である(ただし一部紫が用いられている)。
『ブラスレイター 』
『ブラッディ・マンデイ 』
核発射スイッチを長野県 軽井沢 の町ごと破壊するため、原子爆弾 を搭載して沖縄 の在日米軍 基地 から出撃する。
『魔人探偵脳噛ネウロ 』
シックスの逃亡手段と対ネウロ迎撃用爆撃機 として登場。最後の戦場となる。
『迷い猫オーバーラン! 』
『勇者王ガオガイガー 』
ガオガイガー の構成パーツである「ステルスガオー」のモデルである。
『るくるく 』
登場人物の1人である荘司しげみが空爆させるために幾度か呼び寄せている。
『ルパン三世 燃えよ斬鉄剣 』
香港 マフィア が超斬鉄合金という素材で作り上げたステルス機 として実機に類似したものが登場。登場人物たちからは「ステルス 」と呼ばれており、機体全体がシルバー色で、合金によってミサイル攻撃や戦闘機 の衝突にも耐える高い防御力を誇る。武装 は空対空ミサイル とガトリング砲2基を搭載する他、機体自体が刃物のように鋭くて切れ味が良く、体当たりで戦闘機を切断してしまう。乗員は10名以上。
作中では、ニューヨーク を空爆してアメリカ政府 を脅迫し巨万の富を手に入れるため、アメリカ本土 を目指して出撃し、迎撃するアメリカ海軍 の空母打撃群 を返り討ちにして全滅させる。そして、ルパン一味 との最終決戦で石川五ェ門 と激しい一騎打ち を繰り広げる。
『とある魔術の禁書目録Ⅲ 』
第3話に登場する学園都市の超音速ステルス爆撃機 「HsB-02」のモデルである。
『はたらく細胞BLACK 』
第40話に抗がん剤 役として登場。〇で囲った「抗」のマークを描いたB-2の集団として表現され、街に見立てた体組織を絨毯爆撃 し、がん細胞を攻撃する。しかし赤血球 をはじめとした正常な細胞も巻き添えにしてしまう。
小説
『GODZILLA 怪獣黙示録 』
アメリカ空軍の爆撃機として登場。1999年のニューヨーク に出現した怪獣カマキラス をバンカーバスター で撃破する。その後も対怪獣戦力の主力として活躍し、対怪獣用に改良された「バンカーバスターⅡ」を搭載して即応状態に置かれる。しかし2030年のロサンゼルス に出現した怪獣ゴジラ には攻撃が効かなかったばかりか、ゴジラの放った熱線が至近を掠めたことで電子機器に異常を来して墜落する。翌年のコロラドスプリングス 総力戦にもゴジラ迎撃に投入される。
『ミッドナイトイーグル』
上記の映画『ミッドナイト・イーグル 』の原作小説。架空の改良型「B-3A ミッドナイトイーグル」が登場。核弾頭 搭載型巡航ミサイル を積んだ状態で日本アルプス に墜落する。
ゲーム
『Scarlett 』
『World in Conflict 』
架空の第三次世界大戦 初期にソビエト連邦 領内にて撃墜 された状態で登場。プレイヤー部隊 はこの残骸の破壊とパイロット 救出のために潜入することになる。
『アフターバーナー クライマックス 』
Z軍が使用する爆撃機 として登場、最終ステージで空対艦ミサイル を発射するシーンがある。ゲーム内では一貫して「ステルス爆撃機」と呼称されている。
『エースコンバットシリーズ 』
『エースコンバット3 』を除く全ての作品に登場。いずれも敵としてミッションアップデート後に出現することが多いが、『エースコンバットAH 』『エースコンバット∞ 』ではプレイヤー機として使用可能。『エースコンバットAH』はコックピット 視点での操縦ができないが、『エースコンバット∞』ではコックピット視点での操縦が可能。元の機体が高額故に、ゲーム内でも購入や改造には多額の費用を要する。
『エースコンバット7 』では、オープニングのスクラップヤードで廃棄された機体として6機が、終盤には味方機として複数機が登場し、アーセナルバードに対して巡航ミサイルによる飽和攻撃を実施する。
『エリア88 』
アーケード版のステージ2ボスおよび、スーパーファミコン 版の航空師団 のボスとして登場。機体上部に垂直発射式散弾ミサイル ランチャー を2門装備する。
『グリッドシーカー 』
プレイヤーが操作する3機の選択可能機体の1つとして使用可能。広範囲のワイドショットと移動速度の遅さで重爆撃機という機体となっている。
『鋼鉄の咆哮シリーズ 』
Windows版に登場、初代から敵専用の爆撃機として登場するが、『鋼鉄の咆哮3 ウォーシップコマンダー』では生産国でアメリカを選んだ場合、戦略爆撃機として使用可能。航空機設計のベースとしても使用できるが、最高速度は低いが搭載量は多い。
『コール オブ デューティシリーズ 』
『CoD:MW2 』
マルチプレイにおけるキルストリーク「Stealth bomber」に爆撃機として登場。
『CoD:MW3 』
前作に引き続き、キルストリーク「Stealth bomber」に爆撃機として登場。
『CoD:G 』
キャンペーンに登場。連邦軍の兵器 工場 を爆撃 する。
『サイドワインダーシリーズ 』
一部の作品で敵、および味方のNPC専用機として登場する。
『ザ・クルー 』
ミシガン州 の軍事基地 にSR-71 ブラックバード と共に滑走路 付近に放置してある。
『大戦略VIIエクシード 』
PSP 版では、自国をアメリカ に設定すれば自軍機として使用可能。極めて高価な兵器 となっている。
『マーセナリーズ 』
プレイヤーが特定のミッションで空爆 要請をすると飛来する。
『メタルギアソリッド 』
ストーリー終盤にて核兵器廃棄所を空爆するために出撃する。
『萌え萌え大戦争☆げんだいばーん 』
鋼の乙女「リンディ」のモデルとなっている。B-2そのものは直接登場しない。
『決戦!乙女たちの戦場3〜電撃作戦!戦果はエースの名のもとに〜 』
爆撃機「B-2 スピリット」が自軍の兵器として使用可能。搭載武器は大型爆弾の他、爆撃機搭載の武器としては作中最大の射程を持つ「AGM-129 ACM」を装備。実在兵器を元にした兵器の中では作中で最も高価[注 6] 。
脚注
注釈
^ B-2一機の価格は約2,000億円。2018年 2月時点での金価格は1gあたり3,700円超。B-2一機分の質量45tの金は約1,665億円超。
^ オハイオ州 デイトンにある国立アメリカ空軍博物館 に一機が収蔵、展示されているが、この機体は静的強度試験に供された機体で、実戦に配備された実績は無い。主脚等一部の部品に、運用中の他機の部品が取り付けられている。
^ 但し、塩化フッ化スルホン酸は皮膚に付着すると爛れる等の重大な害を及ぼす毒劇物であり、取り扱いに細心の注意が必要であることと、腐食性の強い液体であることから液体を積み込むタンクやポンプなどのメンテナンスにも手間が掛かるため、現在では使用を見合わせているものとみられる。そのため、コントレイルの航跡を残しながら飛行するB-2が度々目撃されている。
^ a b 実在するMOP(大型貫通爆弾) の発展改良型という設定の架空の兵器。地中貫通型爆弾 。
^ 原作の小説版では北朝鮮 。
^ 全兵器の中で最も高価なのは「ドラゴン 」(架空の生物)。また、価格順ではB-2の次に高価なのは潜水艦「オハイオ 」。
出典
関連項目
外部リンク
陸軍航空部 1911 - 1924
昼間爆撃機 (DB) 夜間短距離爆撃機 (NBS) 夜間長距離爆撃機 (NBL) 地上攻撃機 (GA)
陸軍航空部陸軍航空隊 1924 - 1930
軽爆撃機 (LB) 中爆撃機 (B) 重爆撃機 (HB)
陸軍航空隊陸軍航空軍 空軍 1930 - 1962
爆撃機 (B) * = ミサイル 長距離爆撃機 (BLR) 戦闘爆撃機 (FB) 攻撃機 (A) (1924 - 1962)
命名法改正 1962 -